それゆけもち子ちゃん

田舎で社内ニート→タイで社畜→今は日本で主婦してる羽二重もち子ちゃんのブログ

仕事をしていないと、仕事をしたくなる。

こんにちは。主婦生活を始めて早4ヶ月、もち子です。

 

家事にも慣れ、それ以外の時間はヨガかスマホゲームかスマホゲームかスマホゲームしかしていない毎日です。やばい。

 

周りの主婦って何してるの…と図書館に助けを求めたところ、並ぶ本はお料理♪お掃除♪お稽古事♪なりたい私になる方法♪😊☺️😊

...違う私が求めてるのはそうじゃない…そうじゃないんだよ…!とモヤモヤしながら彷徨っていたら、一角にこれだ!という本を発見。

 

 

経産省の山田課長補佐、ただいま育休中』(山田正人氏著)

 

著者は夫婦揃ってキャリア官僚。夜中までバリバリ働くのが当たり前だった環境から、一転して主夫へ。

頭のいい男の人が主夫になったらどんなことするんだろ、と軽い気持ちで手に取ったら予想以上に楽しめました。

 

初めての保育園デビューに戸惑ったり、家に乳児と二人きりでプチうつになったり、働く奥さんと意見が食い違って衝突したり、同僚と自分との意識の違いに驚いたり、と想像以上に共感の嵐。男だろうが女だろうが、頭が良かろうがなんだろうが、育児(というかシュフ)の悩みは同じなんだなと安心。

 

全体的にほのぼのしたゆる〜い子育て話がメインなんですが、ところどころ考えさせられる話も。

中でも特に印象に残ったエピソードが二つあって、一つ目が義姉夫婦の話。

他人の子どもをボランティアで預かるサポート会員になった義姉に対して旦那が放った一言について。

 

「彼女はそれぐらいのことしかできないんですよね」と旦那が言う。

我々夫婦で呆気にとられた。

結婚を機に、一人が仕事を続け、もう一人が家庭に入ったとはいえ、結婚前は同じ職場に勤めていた二人。年齢的にも変わらず、学歴も同じ四年生大学卒。それが今では土日すら子育ての機会は妻に任せておいて妻の自己研鑽の機会を奪った上で、「彼女はそれぐらいのことしかできない」とは(中略)…こういう四十代の中間管理職の言動を見聞きしていれば、そりゃ若い女性は結婚したくなくなるに違いない。それに、こういうボランティアを「そのぐらいのこと」というのも子育てを随分と軽く見ていないか。

 

「これ!まさに今の私〜!」と思った。

旦那からは言われたことないけれど、自分で自分のことを「これぐらいしかできない」と思ってしまう。

ベースは同じだったのに、結婚や出産という穴が空くとそこから経験と年収の差がどんどん開いちゃうのがね…。

なんで出産(結婚)適齢期が仕事をバリバリ覚えなきゃいけない20代〜30代前半なんだろう。仕事をある程度こなして育児したい、と思ったら学生出産か高齢出産か卵子凍結っていう非現実的なルートしかないわけ…悔しい!

しかも私の場合子育てすらしてないんで…。本当に何もできないんですぅ…。早く働くか子ども産んで自己肯定感上げたい。子なし主婦の肩身の狭さ!

 

 

 

印象に残ったふたつ目のエピソードが、仕事仲間から「復帰後に辞めるなよ」と釘を刺される話。

男性が育休を取ったことに対して好意的な意見もあるけれど、「休みを取って遊んでいる」「その割りを自分たちが食っている」と反対している人も一定数いる。そういう人たちに対し「長期的に見れば必ず職場にとってプラスになるから」と説得してくれている上司や同期がいる。もしお前が辞めたらその人たちが掛けた梯子を外すことになるんだから、絶対にすぐ退職したり転職したりするなよ、と説得されるシーン。

 

うわー、私も最初の会社で育休取っていく先輩たちに対して同じこと思ってたなあ…と感慨深い気持ちになりました。

 

退職や転職はもちろん個人の意思なんだけど、育休取った直後にそういうことをする人がいると「だから結婚した女は…」とか「育休制度なんか…」と言われがち。だからこそ、育休を取った人たちにはなるべく長く勤めてくださいね…と口に出さないながらも淡い期待を抱いていた。

現実は、一人目二人目と出産手当だけ貰ってそのまま退職したり、復帰したもののすぐに出社しなくなったり、元々合わなかった職場に復帰したせいで鬱になったり、と散々な結果でした。地獄。そしてそれを見た50〜60代のお局様一同が「私たちは親に預けたりしながら子ども産んだ後もバリバリ働いていたのにねぇ」と陰口を叩く始末。地獄。

 

次に入ってくる後輩のためにも、自分はああはなるまい、「男勝りのバリキャリ女」でもなく、「私生活重視のゆるふわ女」でもなく、ちゃんと仕事もしつつ、育児もする、普通だけど普通じゃないロールモデルになろう、と思ったけど。

 

今の私はまさかの仕事もしてないし子供もいないというあれれーおかしいぞぉ?な状態。コナンくんこれどうしたら…。

 

本書が書かれた2004年と、15年経った2019年現在が抱える問題が全く変わらない(過残業、不妊治療、待機児童etc...)のが驚きだけど、変わらない原因は制度の問題プラス15年前と変わらない選択肢を選んじゃう個人のせいでもあるよなぁと思ったり。

 

私も働いて結婚と子育て両立するつもりが辞めちゃったしな…。15年前の多くの女性が選んだ決断と変わらない。

「仕事も育児も頑張りたい!」(学生時代)→「30代の先輩達は婚活や妊活に疲れてるェ…」(社会人1年目)→「まだ早い気がするけどできるうちに結婚すっか」(社会人2〜5年目)→「相手転勤族だし、子ども生まれたら仕事と両立無理だし、仕事辞めた」(今ココ)

 

自分の時間40%、仕事の時間30%、家庭の時間30%とバランスよく生きるつもりが、自分の時間100%なんだけどこれいかに。いやこれはこれで楽しいんですけど…。

 

 

そんなわけで自分の境遇と照らし合わせながら楽しめる本でした。ぜひ子どもがいる(予定がある)男性にも読んでほしい。旦那が読むかなと思って机の上にさりげなく置いてあります。一向に手に取らないけど。

ちなみにネットでインタビュー記事見たら山田氏イケメンでした。これは子どもたち喜ぶだろうな…。

 

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ほか、めちゃくちゃ共感した部分(内正確なセリフはうろ覚え)。

仕事の夢、未だに週に3回は見るからね…まあ仕事っていうかかつての仕事仲間とワーキャー騒いでいるだけなんですけど…。仕事したいっていうか仕事の会話に飢えてるだけかもしれない。